先日の 知恵と知識の使い所について ~その2~ で投稿した内容の続編です。
『 現代人の 読み/書き/算盤 は パソコン だ 』 という考えのもと、 ITパスポート試験 を社内のスタッフに勧めるため、まずはそのレベルを知るために1月29日(日)に受験します!という所まで書きました。
で、実際に受験してきました。
この2009年から始まった ITパスポート試験 の前身に 初級アドミニストレータ試験 というものがあり、試験レベルではわずかに初級アドミニストレータ試験のほうが難易度が高いと言われています。
その 初級アドミニストレータ試験 に18年前とは言え合格していますし、昨年には 情報セキュリティマネジメント試験 にも合格しているからと、正直軽く考えていました。
正直難易度が高いとは言い難いのですが、ちゃんと勉強しておかないと知らない単語がたくさん出てきて驚かされます。
ネットで過去問題を見てちょっとクラクラしてしまいました。
大慌てで最新単語とその内容を勉強して、計算問題が以前同様に解けるかを試みて、ギリギリまで不安になりながら試験に向かいしました。
どんな試験でも舐めてはいけませんね。
この ITパスポート試験 は、高校生や大学生が就職時の箔付けの一環で取得するのによく利用されているとも聞きます。
IT系の登竜門としては一応国家試験ですので、私もこれが最適だと思うのです。
それでも合格率は 約50%前後 となっており、二人に一人は不合格になるものですので、勉強せずに合格できるというものではありません。
『 趣味でパソコン得意だから 』 だけでは合格は難しいと思います。
実際、高校生や大学生の合格率は 約25%程 となっています。
これは会社組織の中での行動や、財務に関する問題などがあるため、社会人でないとピンとこないことが合格率を下げているのでしょう。
問題は全部で100問/120分、内訳は以下の通りです。
- テクノロジー(45問) … アルゴリズム / パソコン用語 / ネット用語 などについて
- マネジメント(20問) … 開発する上での行程 / 時間 / 資源の管理や監査について
- ストラテジ(35問) … マーケティング / 財務諸表 / 法律関連などについて
で、試験方法は CBT方式 と言われるパソコンで問題を読み、パソコンで答えるペーパーレスな方式で全国101箇所の試験会場で年中実施されていますのでお手軽です。
※不合格でもすぐリベンジできます!
この CBT方式 の試験って実は初めてでした。
今回私が申込んだのは中津のセンターでした。
朝9:30からの試験に合わせて会場入り。
日曜日ということもあり、待合室の中には結構な人数が集まっていました。
想像していましたが、やっぱり若い!
おっさんは肩身が狭く感じました。
で、待合室からパソコンのある試験室に入るのに一悶着がありました。
荷物の持ち込みが厳しいんですよ!
- カバンは待合室にあるロッカーにしまいなさい。 →私:はい
- 筆記用具は持ち込まないでください。 →私:筆記用具持込みNGって本当なんだ…
- 時計も外してください。 →私:えっ!だめなの?
- 財布もロッカーにしまってください。 →私:なんで?なんで?
- あ、身分証明書(免許証)だけはポケットに入れておいてください。 → 私:中でもチェックするの?ハダカの免許証だけ身につけるの?
※赤字は私の心の声です。
厳しいなぁと思いつつも、ハンカチとティッシュはOKとのことで、鼻炎気味の私はティッシュを持ち込もうとした、その時。
- あ、ティッシュカバーは外してハダカにしてください。 →私:そこまで言う!
- ああ、ティッシュビニールの中の紙を取ってください。 →私:えーーーーっ!何のため?
※あくまで赤字は私の心の声です。
ポケットはカラにして、何故かティッシュとハンカチだけを持って試験室に入るハメに。
ITに長けた人間相手だから、先進技術を駆使したハイパーなカンニングへの対策なのでしょうか?
なんだかなぁ~と思いつつ着席。
しかし、私は試験合格が目的ではありません。試験の様子と自分の "無知の知" を知るために来ているので、120分を全て使いきりました。
※分からない問題は何編見ても分かりませんが…
- ストラテジ系 … 655/1000
- マネジメント系 … 1000/1000
- テクノロジー系 … 785/1000
- 総合評価点 … 785/1000
総合で600点以上、各系毎に300点以上が合格ラインとのことなので、各系を偏りなく点を取る必要があるようです。
ネット通販やネットバンキングなんかも生活に浸透しています。