金融業界、特にFXの世界ではコンピュータを駆使して1秒未満の短い時間で相場が変化する取引がされている。
優秀なプログラムを使用することで高速・高確立で利益を積み重ねている人もいると聞くが、このような手段を使用すれば、世界の富の独占は容易なのかもしれない。
将棋の世界でも 山崎隆之八段が連敗 された。
人間は人工知能に仕事を奪われ、意思決定すらできない状態になるのだろうか?
もしかすると会社の経営も人工知能に任せるほうがベターかもしれない。
実際、会社の人事機能を人工知能(AI)により 人材の採用から育成、登用、評価までを最適化するクラウドサービス が登場してきていることがそれを裏付けるのかもしれない。
人間の評価を人工知能(AI)に委ねる、古い映画で見たような時代になってきたのか。
もっと進んで、会社の意思決定や現場の営業など人工知能に生産活動のほとんどを委ねたのなら、働かない人間にも平等に給与を支払うことになってしまう。
こんなことが実現してしまうのか?そうなれば結局人間が不要となるだけだ。
究極的に人間は一切働かなくて良くなった場合に人はどうなるのか。
人間は働いている時は遊んで暮らせる生活に憧れますが、リタイヤしたらしたで行う仕事もなく人生の希望と輝きを失うことになるのも事実なんだと思う。
社内のスタッフに求めることは、以下の様なことがいかに大切であるかをよく考えて欲しいと思う。
- 人工知能に勝る発想力などの人間らしさをもっと発揮しましょう!
- 人間としての感情を大切にしてお客様の気持ちを汲み取りましょう!
- 上司からの言葉を単純にそのまま鵜呑みにせず自分の意見で答えましょう!
- 次の段階、将来に向けて考えとビジョンをを大きく膨らませましょう!
- 環境に配慮をして頭を働かせて行動しましょう
抜粋以上
上記の会話に出たような ロボットや人工知能が働いて、人間がほぼ遊んで暮らす世界を描いた小説に 『 ユートピア 』 があります。
ここで注意が必要なのは、 『 ユートピア 』 って、アルカディア(理想郷)とは違うってことなんです。
そこへ人工知能がやってくればどうなるんでしょう?日本人はなんとなく受け入れてしまいそうだというのが私の意見です。
それはなぜかと申しますと…
日本には 『 鉄腕アトム 』 や 『 鉄人28号 』 があったからという理由を聞いたことがあります。
これらのアニメにより、戦後生まれの方は 「 ロボット = 味方 」 という認識が刷り込まれたことが功を奏したとのことです。
ホントですかね?
それ以外にも、日本人は古来から八百万(やおよろず)の神が人心に浸透しており、どんなものにでも宿る 『 付喪神 (つくもがみ) 』 を受け入れているので、ロボットという無機質なものにでも魂を感じてしまうことが、工業大国になり得た理由というものもあるそうです。
そんな日本人だから人工知能にも人間的なものを勝手に見出してしまうのではないでしょうか。
人工知能と共存するそんな未来がくるように、人間力を磨いて心がけたいと思います。
(松浦)