国際部の正岡です。
立命館大学 いばらきキャンパスが今年4月に開校してから約9ヶ月が経ち外国人留学生の方々も少しずつ茨木市に住んでくださっています。
留学生の方々のお部屋探しのお手伝いをさせてもらっていますが、日本人と同様に連帯保証人が必要で、日本語を流暢に喋れないと自由に物件を選ぶことは厳しいというのが現状です。
日本に来たばかりの外国人に連帯保証人や流暢な日本語を求めることは少し酷かと思いますが、家主様側にも事情があります。
パーティーを開いて騒ぐ、ゴミ捨てのルールを守らない、設備が故障した際の対応など普通の日本人入居者と比べると上記のようなことがあった際の対応にひと手間もふた手間も余計にかかってしまいます。
また黙って帰国されてしまうと探しようがなく原状回復費用のすべてを家主様や保証会社が負担せざるを得ないといったケースもあるようです。
駅近で人気のアパートですと日本人の入居希望者がたくさんいるので敢えて外国人の方々を受け入れる必要性がないといった事情もあります。
自分自身が海外にいた時は、外国人だからということで敷金を多めに払うということはありましたが入居できないということは一度もありませんでした。当時は当たり前どころかなぜ敷金を多く払わないといけないんだと家主様側の事情など考えもせず思っていました。
家主様には日本在住外国人の事情を理解して頂き、外国人の方には日本の賃貸住宅の事情や家主様の立場をお互い理解して頂くことで解決できる問題だと思います。
双方の事情がありどちらが悪いということはないと思っていますが、外国人の方々も自由に物件選びが出来るよう外国人入居可物件を増やせるように努めてまいります。
When in Rome, do as the Romans do. ※訳:ローマではローマ人のするようにしなさい)
「郷に入れば郷に従え」という諺ですがグローバル化が進む現在ではローマ人側(日本人側)が相手に合わせることも多少必要かと思います。
もちろん外国人の方々が上記の諺を実践してくれることが前提ですが。
(正岡)