以前、履歴書には当然のように本籍を記入する欄があり、運転免許証にも本籍が記載されてありました。
いつからか、履歴書の本籍欄はなくなり、運転免許証の本籍欄は表記されなくなりました。
一般的には、旅券(パスポート)申請以外で必要な場面が思いつかない戸籍謄本ですが、宅地建物取引士などの国家資格の登録の際には必要になります。
戸籍謄本だけではなく住民票の写し、身分証明書 や 登記されていないことの証明書 などなどなどなど。役所だけではなく法務局にまで行かなければならないのは本当に面倒です。
以前は、これらの書類を取得するには住民票の所在地や本籍地の役所まで申請に行かなければなりませんでしたので、旅券申請の際や入籍届出の際は本当に大変でした。
それが現在では、手数料さえ支払えば郵送してくれる自治体も増え、随分と便利になりました。
それでもやはり、住民票の写しや戸籍謄本って近隣や同じ役所で取得できる方が便利です。
最近では、婚姻届出の際に 新居 や 思い出の場所 などを本籍に、新戸籍を編成する方も多いとか。
ん?思い出の場所??
本籍地は両親の実家の住所 もしくは地番、という方が多いかと思いますが、
日本国内に実在する住居表示または地番
であればどこにでも置くことができるのです。
【 本籍登録の多い場所 全国ランキング】
1位 東京都 千代田区 千代田 1番 皇居
2位 大阪市 中央区 大阪城 1番 大阪城
3位 兵庫県 西宮市 甲子園町 1番 阪神甲子園球場
4位 以下は 沖ノ鳥島 北方領土 竹島 尖閣諸島 と続いて、東京タワー や 東京ディズニーランド なんかもあるそうです。
( ※Google先生に確認済み)
富士山がない!と思われた方。
富士山頂付近の 郵便局 や 神社 に本籍を置くことはできますが、住居表示も地番もない 富士山頂 には本籍を置けない、ということです。
また、本籍は 戸籍を置いている場所 ですので当然「家」単位での設置になります。自分だけ 本籍を大阪城 にすることはできません。
転籍が多いと相続発生時に除籍謄本の取得によって余計な時間と費用が発生することもあります。
何事にもメリット・デメリットがありますので、転籍される場合はご家族ともよく相談してください。
(三島コーポレーション 情報企画部)