先日のお酒が入った際に出た話題から。
以前の投稿で『物の大きさのイメージって難しいですよね。』を書いたことから発展した話題です。
スケールだけは大きい話です。
みなさん、この地球と月ってどれくらいの距離があると思いますか?
数値的な距離で○○kmというより、例えばこの地球が1.2mのバランスボールくらいの大きさだったと仮定して、月がどのくらいの距離でどのくらいの大きさなのかといった具合です。
以前に妻にきいた際は、部屋の角(4mくらい)を指して月は頭ぐらい(直径20cmくらい)との解答でした。ところがぎっちょん。
地球が1.25mの場合は月までの平均距離はおよそ38mも向こうに直径34cmくらいの大きさで公転していることになります。38mって走ったらしんどいですよ。
下の図のようなものを目にするので誤ったイメージができてしまうようです。
昔のバラエティー番組で、『実はアポロは月に行っていない。アメリカの国威高揚のための世界をペテンにかけた陰謀だった!』という内容をまことしやかに放送していました。
曰く、地球や月に比べてゴミのように小さい人間が遠くの月に行って帰ってこれるわけがない!と言う趣旨だったと思います。
これには一瞬信じかけたように記憶しています。
縮尺をぐっと下げて、せめて人間が視認できる大きさで想像してみます。
地球をスカイツリーの倍の大きさとなる1.25kmとします。これでも富士山の1/3程度ですのでまだ想像できそうです。茨木駅にあるとおもてください。
この場合の人間の大きさは髪の毛の断面の2倍弱となる0.17mmとなりますが、目を凝らせばその有無は視認できる大きさです。
アポロが人よりも大きいとしても1mmに満たないでしょう。
月は38kmはなれた神戸に東京タワー程度となる380mの大きさとなります。
いいですか? 1.25kmの大きさの地球から38kmかなたにある380mの大きさの月に、1mmの大きさのアポロ11号が、1969年7月16日発射から7月24日着水帰還までの8日間で無事往復したということですよ?信じられますか?
ちなみにスペースシャトルの運用高度は190~950kmですので、1.2mの地球の表面からわずが2cm~10cmほど飛び上がって降りてくる内容ですので、同じ宇宙でのミッションとはいえ雲泥の差があります。
どれだけアポロ11号がすごいって話です。
最近知ったんですが、この地球と月の距離38万kmって、太陽系の全惑星である水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星が一列に並べることができる距離とのとこでした!
どれだけ遠いんだ月!
皆さん、改めてお聞きします。アポロは本当に月に行ったと思いますか?思いませんか?
(松浦)