成果を求められる責任と、面白さ

学生時代は、結婚式場でアルバイトをしていました。式場で料理をお出ししたりするサービスの仕事ですね。結婚式という晴れの場ですから、ミスがあってはいけません。お客様への気遣いの仕方、喜んで頂けるような振る舞いなど、色々と勉強になったと思います。

社会人になって賃貸仲介営業に携わると、少し事情が変わりました。アルバイト時代は、ある意味で、気遣いや心配りだけで良かったのですが、営業としてそこに結果が求められるようになりました。

最初は戸惑いましたよ。お客様に実際にご契約いただかないと売上にはならないわけで、単に気遣いをするだけではなくて、こちらからも積極的にご提案しなければいけません。受け身でいるだけでは、なかなか結果につながりませんから、より一層、お客様のご要望に耳を傾けて、どうすればご満足頂けるか、必死に考えるようになりました。

今ではそれを面白く感じています。やはり色々なお客様がいらっしゃいますから、それぞれの方に合わせて、自分なりにプランを考え、試行錯誤を繰り返します。ご提案を気に入って頂けて、快くご契約頂いたときは嬉しいですね。この達成感がやりがいになっています。

以前、色々とご提案したのですが、残念ながらご契約いただけず、他社でお部屋を決められたお客様がいらっしゃいました。ところが、数年たって、そのお客様がもう一度ご来店されたんです。他社でご契約されたあとも、ずっと当社のことを覚えて下さっていて、次は当社でご契約をされたいと考えて頂いたようです。一生懸命対応させて頂いたことが、こんな形で返ってくることもあるのかと驚きましたし、自分の仕事を認めて頂けたような気がして嬉しかったですね。